新潟の恵子さん。あなたの文字でブラウスコートを作りましたよ。身長が175センチとトップモデル並の彼女が着たらどんなにかカッコイイでしょう。新潟の街を闊歩して下さい。
杉浦和子ー秋、冬の古布作品展
5年ぶりの金沢個展です。藍木綿、半纏、筒描で、秋・冬のモードを沢山作ってみました。ぜひお出かけ下さい。お待ちしております。
2012年10月10日から14日 11時から18時まで 古民芸 みや 090-9443-6539
石川県金沢市尾張町1-3-2 NHK 金沢放送局並び
2012年かなざわ骨董フエアも12日から14日まで産業会館で開催されます。近くですのでお立ち寄りください。
倉敷民芸館の外村吉之助先生の講演のお話によると、「木綿は人類に与えられている最高の存在である。生まれてから死ぬまで私たちは木綿の厄介になっております。赤ん坊が生まれたら木綿のおむつや肌着を着せます。木綿は肌さわりも良く汗を吸い、垢を取ります。木綿は洗濯に強く、持ちが良いし、藍と結合して一層強化される。木綿はさまざまな、お役に立ったあとは雑巾になります。バケツの中で揉まれ絞られて板の間や廊下を拭きぼろになって生命を終ります。驚くべきことに道元禅師は「雑巾は浄巾」と申されました。浄は清浄の浄であります。木綿がこの世に出てから人間の生活の実用に直結して辛苦に耐え、おわりはボロになって捨てられます。これこそが犠愛の存在である」と話されている。
マリア書房 襤褸に生きる より
簡単なデザインだが、一番着やすく、人気のあるブラウスです。夏は1枚で。秋はTシャツで、冬は薄手のセーターを着て。オールシーズン着られるブラウスです。シンプルが1番!
武田信玄と上杉謙信の川中島筒描。とても、糸味も良く、染色も見事な祝節句旗であった。長いこと考えた挙句に、はさみを入れてフードコートにした。このような素晴らしい祝節句旗を手にしたとき、収集としてそのまま保存しておくべきか、デザインするべきか、いつも、悩まされる。有形文化財ともいえる布に鋏を入れる、自分のしていることが、罪なことではないかと悩んでいた。ある日、祝節句旗の収集家で有名な北村勝史氏に「私のしていることは無知で罪な事ではないでしょうか?」と問うたことがある。すると、北村氏は「いいじゃありませんか。あなたは杉浦ワールドを作り上げたではありませんか」。この、北村氏の一言ポン!と背中を押されたような気がした。