兎に角、福井大和やさんのお客さまは多くて凄い。福井駅からも車で15分。バスも一時間に一本という。周りは田んぼという場所に、沢山の方で賑わっている。1階は喫茶店ではなくコーヒー豆と陶器屋さん。コーヒーはサービスで出している。ギャラリーは二階にあるのだが、下のお客さまが、どんどん上に上がって、見て下さる。なんといっても地元の口コミ。でんなにインターネットが発達しようが、口コミ情報にはかなわないそうだ。。今日も楽しいお客さまが見えますように。
写真は桜と坂田の金時のお節句旗。節句旗に桜は珍しい。福井は、まだまだ寒くて桜は蕾。
ギャラリーの仕事が終わって、バス停に向かい歩いていると、部活を終えた高校生男子がキャップを取って「こんにちは!」と挨拶された。バス停でも、待っていると、同じ高校生徒が、バケツにゴミを拾いながら、にこやかに、帽子を取って「こんにちは!」と深く頭を下げた。何と礼儀正しく、挨拶をする生徒なんだろう。都会で忘れられている大事な事を見ました。清々し気持になりました。
私は古本屋さんが、大好きだ。扉を開けた途端にあの、古い本のにおい。新しい本では味わえない歴史、存在感がある。文豪の全集や、もう本屋で売っていない本が並ぶ。背表紙を見ているだけで、ときめき。ここの古書屋さんのご主人はとても感じの良い方で、3日も通ったので、常連になり、今まで、探していた本を一生懸命探してくれる。あった!凄い嬉しい。ホテルの部屋に本が積み上がった。本があるだけで心豊かな気持になる。地方個展の時は、家事から解放されるので、全部自分の時間。現代はわざわざ本屋に行かなくても、インターネットで簡単に購入できる。電子文庫もある。でも、私は本屋が好き。とくに古本屋は。でも、チェーン店の何とかオフは嫌い。
私が古布好きなのも、何か古書と通じる共通のものがあるのかも。今日も福井は良い天気。コミュニティバスから降りて、つくしが出ている田んぼの畦道を歩いて、ギャラリーまで出勤です。今日はどんなお客さまが見えるかな?
昨日から、予約して、安くて、美味しいと評判の吉野寿司へいきましたよ。小さな店はお客様でいっぱい。ご主人は愛想が無いよと紹介していましたが、どのくらい愛想がないかと覚悟していったら、一生懸命にやっているだげで、普通でした。ほんとに評判だけに、越前の魚が新鮮で、びっくりするほどの安さ!こんなお寿司屋さん、近くにあったら、毎日、通ってしまいますね。食文化は地方になり!
毎朝、福井駅前からギャラリーまで、100円のコミュニティバスを使っています。約15分で着きます。地域の方と密着していて、運転手さんとお客さんと、コミュニティが始まる。「けいちゃん大きくなったかねえ?」「もう、幼稚園卒園よ」マイクを通して会話がはじまる。東京では、考えられない光景。福井は風冷たい。今日もお客さま、沢山来てくれるかな。
ギャラリーの朝の格子ごしの自然光がやわらかです。