1年前から、舞鶴の業者さんに鯉幟を集めてもらうようお願いしていたが、昨日、段ボールいっぱい届いた。今では、鯉幟を上げる家も少なくなり、あっても、ナイロン製である。川によく、鯉幟を渡して泳がせているが、布は皆無。20枚ほど送られてきたが、洗濯をすると、色落ちしたり、紙のようにびりびりに破れたりで、服として、合格した物は、わずか5枚。古布で服を作るのは、大変な工程、作業があるのです。
善光寺にお参りをした後、らくやさんこと小林美恵子さんのお店に行く。本当に久しぶりに訪れる。小林美恵子さんは(長野らくやで検索してください)、襤褸大好き人間。とにかく襤褸を愛し半端な人間ではない。作品もこだわりで、すべて手縫。ちくちくと1点1点愛情を持って、服を縫っている素晴らしい方です。刺し子もちくちくと自分の手で刺していく。沢山の小林さんフアンの方がいて、大変な人気の作家さんです。小林さんのこの根気強い仕事に対する姿には、頭が下がる思いです。長野で美恵子ワールドを作りあげ頑張っておられます。小林さんとは同じ団塊の世代。お互い叱咤激励、切磋琢磨。良きライバルです。また次回お会いできることを楽しみに頑張りましょう。
朝4時半に起きて、5時15分にホテルを出て、2キロ先に善光寺参りに向かう。参道を歩く事25分。5時40分に善光寺に到着。早朝なのに多くの参拝者で賑わっている。お線香をあげて、本堂に入ると朝のお経が聞える。しばらくすると、今から、善光寺の高僧の方がいらっしゃるので、座って並ぶようにと言われた。高僧の方が、皆の頭を数珠でなぜながら、本堂に入って行かれた。何かとっても、荘厳な、気持ちになった。早起きしてきて良かった。帰り途中に境内にこんな言葉が書かれてあった。このことばを私の座右銘にして生きていこうと思った。
今日はランチから、夕食まで、ご馳走尽くし。めったにあるものではありません。ここの女将勝山美恵子さんのお店は、とってもセンスの良い素敵なところ。野の花の生け方、器の使い方、お料理の品の良さ。何よりも美人なのに3枚目の女将が面白い。7時に小林美恵子さんと待ち合わせ。小林さんとは1年半ぶりかな。楽しい話にお酒とお料理がすすみます。至福の時でした。