昨晩は9時発の福岡空港発でしたが、
又又、30分の遅延。
羽田空港11時着。
何時も、おくれるんだから!プンプン!
羽田から、最終便のバス、死ぬほど走って、乗れた。
1時に家。
8時に起きれたので、森の良い空気を吸いに
散歩で出る。
早咲きの梅が沢山蕾をつけていました。
これは、熊本の奉納旗。昭和6年と描かれていました。
黒地に白抜きは熊本の奉納旗です。九曜の紋。
幟旗収集家で知られる北村勝史氏の著によると
「明治39年までは神社の奉納は過酷な生活環境の下、日々の生命の安泰を願う、
江戸民衆の「祈り」の拠り所であった。
その奉納旗を切り刻み、たとえ民衆の衣服に再生させられたとしても、罰があたる。
明治39年以降の幟旗は「生命の安泰を願う祈り」から
「金儲けの祈り」に祈る対象を変えてしまった。
従って、絵幟の絵柄の定型化し、金のご利益のあるように華美な化学染料に
よる彩色、省力化のための型染の世界に急速に変化した。
明治40年以降の幟には生命の安泰の祈りはないので、使用されなくなった
幟旗はリフォームの材料に供されて、新しいコートなどに再生されても良いと思う。」
この北村氏の言葉、
明治39年前の民衆の願い、魂のこもった奉納旗は
鋏を入れてはいけないということです。
私たち、古布をリフォームする人たちは肝に銘じなければ
いけないと思います。
6日から賑わった、ギャラリーの空間も
かたずけると、ガランとして、寂しいかぎり。
懐かしい、お客さまと、ワイワイお話しして
楽しい、会期でした。
又、来年、お会いしましょうね!
今から、福岡空港に向かい、夜9時の羽田行きに乗ります。
福岡のみなさんありがとう!