今日は、みぞれまじりの雨から雪に変わるという。
でも、夏の麻の服を作ります。
違い鷹の羽は、裃、袴から。
浅黄は、麻布団より。
白は男もの長着より。何が出来るか、お楽しみに。
しかし、寒くて、暗い日。
関西で節分には、西南に向かって、願いを込めて、かぶりつくという、恵方巻きの慣習がある。
ここ数年前から関東でも流行り出した。
スーパーなどでは、列をなしてい買い求めていた。
材料を買って、作ってみた。
家庭で作る恵方巻きは美味しいね。
西南に向かい、戦争の無い世界の平和、家族の健康を、食べながら、祈った。
神奈川県大和市西鶴間4-1-19
046-207-4518
年中無休
ランチ11時半~3時
デイナー5時半~9時
ランチ、デイナーシチリアセット750円
最悪の結果になってしまった。
生きて帰られる事を祈っていた。
昨日の朝、テレビの付けたときの衝撃。
ただ、ただ、映像が、ウソであることを祈った。
絶望感とやり場のない憤り。
「取材で一番大切なことは、生きて帰ることだ。帰らないと伝えられないから」
と知人に話していたという。
後藤さんは、小学生の時イスラエルの小学生の乗ったバスが地雷を踏み全員死んだ
ニュースを聞き、ショックを受け、ジャーナリストになろうと思ったきっかけを子ども向けの冊子に
語っていた。
戦争と貧困から子どもたちの命を救いたいと、願い続けた後藤さん。
悔しい。
日本は憲法9条の平和を守ることのできる、世界で唯一の国である。
そして、国際社会に対して、平和の尊さを訴え続けていくことである。
テロに屈してはならないと安倍首相が言えば言うほどに、テロを刺激しているように
思える。平和の尊さを国際社会に訴え続けることこそ、悲惨な戦争の結果をもたらした
日本が出来る、唯一の方法である。
後藤さんの死を決して無駄にしてはならない。
www.curioso-hiroo.jp
03-3449-8935
東京都渋谷区南麻布5-16-6
ランチタイム12時~15時(土、日、祭日のみ)
デイナー18時~0:00
水曜日定休日
ここのところ、外国からの、メールが届く。
ボストン、ニューヨークから。
辞書を引き引き、訳してみると
襤褸は 素晴らしい。
野良着も素晴らしい。
譲って貰えないか?
返事を待っています。
という内容。
「申し訳ありません。襤褸は私の、大切なコレクションなので、お譲りすることはできません」
と、回答している。
襤褸はニューヨークなどで、評価が高い。
これは、底辺の日本人の民衆の宝。
絶対、流出してはならないと思った。
私の夢。
次世代に啓蒙して行く為の、生き証人とも言える布なのだから。
手放してはならない。
今日は、朝から雪。
どこにも出られないので、「私の夢」を書いてみます。
私はこの仕事をして30年になります。
始めたころは絹の着物から、作っていました。大島紬、錦紗、留袖等々。
随分作りました。絹物の悩みは着ていると擦れて、薄くなり、破けたりして、クレームが
非常に多いことでした。そして、継ぎ当てて補修が出来ない。
絹物は寿命が80年と言われている。それは、絹はお蚕のたんぱく質からできている為である。
木綿、麻は300年の力(りき)があると言われている。
そのうちに力のある木綿の魅力にぐんぐん引き込まれていきました。
筒描きの布団、風呂敷、油単、暖簾。絣。刺し子の野良着。布団。襤褸の野良着
全国のセリ場に行っては、大きな声を張り上げて、木綿ばかり、セリ落とし、
「ぼろの女王」と異名を付けられていました。
家中が、全部、木綿の布で埋もれる状態。
11年前には、マリア書房から、自費ではなく「襤褸に生きる」を出版させてもらいました。
この本を出版したおかげで、埋もれ、光の当たらなかった、襤褸の価値が評価してもらえる
ようになりました。
今では、世界のブランドが、襤褸をコピーしプリントして、ブルゾン、ジャケット等のモードで
売りだしています。ブランド名だけで、凄いプライスが付けられています。
何と言っても、この仕事をして得られた大きな財産は、
日本中の古布好きのお客さまと出会えたことだと思います。
特に良質の人との出会い。
これは自分の人生をも変えます。
第一級のコレクター北村勝史氏との出会いは、
私の古布人生に大きな励みとなりました。
北村氏は76歳。3年前にオランダロッテルダムのワールド美術で6か月間の会期で
海外での「江戸の幟旗」の展示会を開催した。
氏の大きな夢であった。20年でライフワークとして海外美術館での計画は16年で、人生の目標が達成した。
では、私の夢は?
それは、海外で展示会を開催することではない。
夢は次世代に日本人が残した日本の宝を最先端のファッションとして
認めて、着てもらうことです。
正直言いまして、今までの古布を愛して着て下った方の高齢化は否めません。
先人たちの、偉業でもある、この古布を伝えていくためにも
次世代に着て貰い、古布を啓蒙していくことも大切だと思うようになりました。
そのためには、元気でいなければいけません。
次世代に伝える。
大きな目標、夢となりました。
今日は、Off の日。
個展が終わった後は、のんびりと一人で
南足柄の、露天温泉でリセットします。
行く途中の電車の中から、息子のブログを掲載いたします。
イタリアンレストランを経営している長男崇のBlogより
「崇高な目的」
仕事に行くのが、楽しい。
すること自体が楽しいのは幸せなことです。
今は、崇高な目的があります。
あたたかい居場所を作ること。
以前は料理やらコンセプトやらで難しく考えすぎていました。
来る人にあたたかい居場所を作ること。
スタッフにもお客さまにも。
優しさを。
シチリアは、以前にあったものが、大分なくなりました。
しかし、以前にはなかったものが今のシチリアにはあります。
感性が強い人は感じていると思います。
お客さまのニーズを超えて、人の役に立たなければいけないと衝動がある。
何故、自分が生まれたのか?
自分に何が出来るのか?
自分とは何者なのか?
と考えた人はいるだろうか?
僕はずーと考えていました。子供の頃からずっと。
ちなみに、僕の名前は「崇」なので、こんな事を良く考えていました。
「今度、熱く、お互いの目標、夢を語ろうね!母ちゃんより」とメールを入れておきました。
私にも、まだまだ、大きな夢があります。
それに向かって、息子に負けない位、頑張ろうと思っています。
今日は、その為のリセットタイムです。
電車の窓から見える景色も、足柄の山が近くなりました。
あっ!目の前に真っ白な富士山が見えてきました。
夕方、崇からメールがありました。
「母ちゃん、崇という名前をつけてくれて、本当にありがとう」