ベンガラとは、
土から採れる(酸化鉄)で弁柄と呼ばれます。
語源はインドベンガル地方。
陶器、漆器、防虫に古くから使われてきました。
仕方ないなんて、お客様に言い訳は許されません。お金を頂くのですから徹底的に職人にならなければ。
バックは、大切な物を入れる、袋です。通帳、お財布、カードなどなど。作り手も相当責任を持って、制作しなければいけないと思います。
業者さんに頼んでおいた、鯉のぼり。
緋鯉、真鯉。巨大。地厚。状態良し。
第一級品です。長いこと、収集しても、これだけの鯉のぼりはでてきません。
出処。山陰のある旧家。
二度と、出てこないでしょう。
奇跡に近い。
以前、自分用にと超細かい味合いのある、刺し子で作ったバックですが、
芯が張っていなかったので、くしゃくしゃになり
ずたぶくろみたいでした。中ポケットのファスナーが着いていない為、物がポケットに引っかかって
使いづらい。
全部解いて、芯を張って作り直しました。
力の入る部分は、何度もミシンで縫い直しました。
最強に変身です。
これも直ぐに、バックを壊ししまうというお客様の意見です。
取っ手は、馬の手綱。肩紐は、半纏襟部分。しっかり、芯を張りました。
2ヶ月ぶりで、近所の大和骨董市にいってきました。
「骨折大丈夫ですか?」 とか,「お孫さん大きくなりましたね」とか
「本に出ている方ですよね」とか
情報って凄いですね。悪いこと出来ないなあ。
三重から来ている、正直者の麻吉さん。
良い物、沢山お持ちです。沢山買わせて戴きました。
骨董市は楽しい。
暑い、暑いと言って、夏だと暑苦しい刺し子ボロ布団より
バック2点大汗かいて作りましたよ。
バックは取っ手だけつけると、肩からも下げたい。
ショルダーだけにすると、取っ手も付けてほしい。
という要望で私のバックは取っ手もショルダーも両方付いています。
バックは丈夫であること。耐久があること。
力が係る箇所は何度もミシンをかけます。
縦長よりも横長のほうが、中が見やすく、ぐちゃぐちゃにならないようです。
A4サイズが、横に入ること。これは使いやすい。
防犯上もバックの口はファスナーを必ずつけなければ危険です。
昨今は街の中もひったくりや、電車内でのスリ、そして飛行機に乗るとき搭乗口検査等々。
バックの仕立てのプロから、ファスナーの付け方を以前に習いました。
役に立っています。
中のポケットも必ずファスナー。通帳や大事な物を入れます。
長いことやって、お客さまの要望、クレームから、今の使いやすい大きさに。
ニーズに合わせたバックが出来上がりました。
クレームというのは最大の良いアイデア,ヒントが生まれます。
どうして、切れてしまったのだろう、縫い方の甘さ。
素直にお客さまの声を聴く。自己満足だけにならない。
古布なんだから、なんて言い訳はしない。
常に使いやすいように改良していく。
指摘してくれたお客さまに「有難う」と言いたいところです。