義妹が月1で発行している「鹿児島便り」No35届いた。
毎月楽しみにしている。
よくまあ毎月、素敵な便りを書いて送ってくれるものです。
本当に感心します。
最後のページに大好きな茨木のり子さんの詩が載っていました。
茨木さんは10年ほど前に亡くなられましたが
自分の感受性くらい 茨木のり子
ぱさぱさに乾いてゆく心を
人のせいにするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにするな
なにもかも下手だったはわたくし
初心消えかかるのを
暮らしのせいにするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
睨みをきかせている、武将。
最初に作った時、節句旗の武者絵は、派手過ぎかな?と思っていました。
以外にも、顔の大きな武将の顔から売れたのには、驚きました。
ヘェ〜。
来月スペインのドビンボウ旅行用に節句旗から作りました。
これ、中々の海外旅行には、かなりの優れものです。
個人旅行ですので、自分の身は自分で守らなくてはなりません。
パスポートは、旅行中、何度も出しますので、身に着けて、出しやすい事。
現金、カードも身につけておく。
ミニスカートエプロンで、3箇所に隠しポケットがついています。
出し入れしやすく、安全です。
改良に改良を重ねました。
紐も丈夫な半纏の襟でミシンで何度も縫いました。
武者が睨みつけます。恐いよ!
古布で服を作る場合、第一に気を付けていることは、力(りき)があるかどうか、
色落ちはしないかどうか。
コレクターとして飾っておくだけなら、洗濯など絶対にしないが。
服として着る場合には、かなり荒いテストをします。
洗濯機で洗い、濡れているうちに、思いっきり、縦横斜めにひっぱる。
濡らさなければ、なんとも無っかった布が、紙のように裂ける。
模様が全く無くなる。
色が他の箇所に移ってしまう。
イチカバチのところです。
厳しいテストに合格した布だけが、デザインされ、服に仕立て上がっていく。
古布だから、弱いので、破れて当然のような事を言う人がいます。
「買って間も無く破れてしまった。」
「洗濯したら、色落ちした。」
苦情を言いに行ったが
古布なんだからと取り合ってくれなかった。
「もう二度と古布の服は買わない」
という話しを耳にします。
そんな服をお客さまに売ってはいけません。
この幟旗は明治の物でかなり古いですが、服を作るには
合格。
後、大事な事は、メンテナンスです。
破れたら、何年たっても、無償にて、修理してあげる。
持って来たことに感謝する事。
今まで以上に良い物に蘇る。
これが古布作家の真髄というものです。
言い訳、反論は愚の骨頂。