メトロ広尾駅は、バリアフリーが無い。
荷物が多い時は、階段が大変なのです。
オチッラ、オッチラ。フー。
若い高校生の男の子が、手伝いましょうと、上まで、持ってくれた。
若い方の親切、本当に嬉しいです。
爽やかな少年でした。
朝から、気分がよいですね。
今日は、のんびり。
相模大野の伊勢丹に買い物に。
デパートはお客として行くべし。
今、時計を見ると夜8時。
夕食が終わり、テレビを見て、くつろいでいる。
こんな遅い時間まで、売り場にいたんだー。
搬入も入れて8日間。
交代無し。
朝9時半から20時まで約10時間半のデパートの労働時間はキツイ。
私、こういうことの、忍耐、辛抱、根性が全く無いんです。
でも、2回に亘る、ギャラリートークは、実に勉強になりました。
人前で、60分話す事は、大変な事です。
わかり易く、奥深く、ユーモアも交えて話をしていかなければなりません。
まず、襤褸の説明をしました。襤褸の語源の意味。
木綿の伝来。
藍の話。
絣の織り方が門外不出の財産であったという話。
北前船による、古い木綿の流通。
襤褸布団の解説。
佐渡の灘着。実際に現物を回して、説明。(8月に佐渡を訪れたのが、勉強になりました)
江戸期の奉納旗について。北村勝史氏の講演が非常に参考になりました。
自分自身も新ためて、自分のしている仕事への責任を感じました。
古布を使って、服を作る事は、それを作った先人に対して敬意を払う事が大切。
もっと、もっと、勉強しなくてはね。
今日一日、縄文人に近い自然体の私は
森の散歩をして、ゆっくり過ごします。
今日も、沢山の方がトークを聞きに来てくれました。
前回も来て下さった方がいらしたので、少し、内容も変えてみました。
全く同じ話しは出来ませんので。
みなさんが真剣に話しを聞いてくれている空気が伝わってきます。
。
山形酒田を旅して、案山子の野良着を貰ったことが、きっかけになったこと。
秋田の骨董屋さんの隅に、丸められ、捨てられるように置いてあった襤褸布団。
他で売れば、もっと高く売れるのに、格安で送って来てくれる業者の方。
オークションでも、業者の皆さんが、私にと声を出さないで、譲ってくれる。
収集は、お金だけでは集めることは出来ない。
お金の力で得ようとしてもも、そのうち、皆から嫌われる。
これも、人間関係が大切です。
自分の力と他力の力で初めて良いものが手に入ります。
そして、良質な人との出会い。
これは、自分を大きく変えて行く力となります。
染織家の鳥取にお住まいの福井貞子先生。
幟旗収集家北村勝史氏。
どれだけ、私に大きな影響を与えたでしょう。
今日のギャラリートークで多くの方の前で
話ができるのも尊敬する大先輩から学んだことにあると思います。
30年の襤褸収集歴で、沢山の方に、野良着、布団などなどを
見ていただき、ボロ子達も、 得意気な顔をしていました。
2度に亘るギャラリートークをさせて頂いたことに感謝いたします。
これからも志し高く、多くの良質の人に出会い、好奇心を失わず
勉強していきたいと思います。
写真撮影会が11時からあり
仲間に声をかけたら、個性的な、男性が、来てくれて
会場の話題をさらいました。
2時からトークショー、沢山の方が、来てくださいました。
かなり遠方からも来てくださり感動。
用意した椅子も足りず立ち席も出ました。
ドキドキ。
正直言いまして、準備期間は沢山ありながら
佐渡旅行やスペイン旅行と、何も準備しなかったという言い訳。
子どもの頃、長い夏休み。全然宿題をやっていなかったあの気分。
「ええい!本番に強い私。30年の経験をそのまま語るだけだ。
良い格好することも無し。知ったかぶりも無し。
分からないことは分からないと素直に言おう。
展示してある襤褸を説明しながら、手に取って、回してもらい
話しを進めて行きました。
終わった後
「お話、安心して、聞いていられました」
「ひとつのことを極めて情熱を持って、仕事をしている貴女に感動しました」
「お話、楽しく聞きました」
「襤褸の意味がよくわかりました」
「襤褸を回して見せて、手にした事は良かったです」
「中々、襤褸に触れる機会もないし、和気あいあいの雰囲気で良かったです」
「参加型のトークで1時間では短いです」
「襤褸の魅力に引き込まれました」
「歴史生活感を感じました」
などなど。ホッとしました。
今週土曜日も2時から、第2回があります。
頑張ります!