2022年7月12日(火)
2022年6月26日(日)
20年前に、東京国立の大きなギャラリーで、個展をした時の事。
何枚か先生から幟旗をお借りした。
個展の初日にキャップを被ってジャンパーを着た男性が壁に飾られて幟旗を見ていた。一通り見ると私のとことに来て「こんなに幟旗を飾ってくれてありがとうございます」と深々く頭を下げられた。
なんと、その人は北村先生だったのです。
その言葉は私が言う言葉です。
東京大崎のウエストギャラリーでの江戸期幟旗展での事。
先生が玄関迄送って下さった。
私が「先生、私は、今まで、自分が無知であることに気が付きました。
服にするべくではない幟旗にバンバンとハサミを入れて切り刻んでしまった。
恥ずかしい限りです」
すると先生は「良いではありませんか。あなたは杉浦ワールドを作ったではありませんか」
ポーンと背中を押された感じでした。
それからは服にするものと、いけない物を考える様になりました。
どうしても服にする時は手を合わせ般若心経を上げています。
先生が亡くなって3年。
世界に誇れる日本の宝。
北村コレクション。
白河藤田記念博物館での展示を先生が1番喜ばれているのでは。
2022年6月25日(土)