着物ほどきをしてくれるおばちゃん|杉浦和子の世界、衣・食・住・人の旅

古布の服や酒袋・襤褸、材料やパッチワークの販売

アトリエ和 襤褸 神奈川 横浜市 大和市

プロフィール

私は、古布を全国から足で歩いて収集し、服をデザインし、作品を作っている杉浦和子と申します。北は北海道から南は沖縄まで作品展を開催しております。おかげで全国の美味しい食べもの、市場、人、自然の風景、地方の街など、多くの感動、感激そして人の出会いがあります。その情報を皆様にブログを通じてお知らせしたいと思っています。日本だけでなく世界の情報も。杉浦和子の日本、世界の衣、食、住、人の旅にご期待下さい。楽しい発見がきっと見つかりますよ。

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ほどいて、綺麗になった上布の反物

ほどいて、綺麗になった上布の反物

ここに、きれいに洗われ、ほどかれた、麻(上布)の反物がある。

これから、私がデザインして、この夏の涼しい

服が作られる。

古布の服を作るのは、沢山の段階がある。

まず、オークションが開かれる、遠く、四国、九州まで

行く。

競り落す。

競りというのは、スーパーやデパートで買うのと違い、

好きな物が、簡単に買えるわけではない。

必ず、それを欲しい相手がいる。

ここが、戦いなのです。もうもうとする、埃、塵。

折角セリ落とした布も、手にすると、見込み違いもある。

返品は出来ない。

朝10時から7時過ぎまで大きな声が飛び交う。

会が終わって、段ボールに詰めて、発送。

へとへと。

闘い終えた仲間とビールで乾杯!

アトリエに荷が着くと、おばちゃんに

お願いして、ほどき、洗濯、アイロンがけ。

綺麗になってから、デザインされて、

裁断、縫製して服になる。

このほどきのおばちゃんの仕事が大事なのです。

おばちゃんは75歳。秋田出身。

とっても純朴な人。

もう25年も、私のほどきの仕事をしてくれている。

このような、裏打ちの仕事をしてくれる、スッタフが

いてこそ、私の仕事ができるのです。

おばちゃんに感謝!

 

 

 

2014年3月25日(火)
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