今日は、山田洋次監督作品、直木賞作家中島京子さんの小説を映画化「小さいおうち」を観に行った。
小説では読んでいたが、さすが山田洋次作品。
小説以上の深みのある映画であった。
昭和10年から20年まで、暗い厳しい時代であるにも拘わらず
彩りを持って生活をしていた人たちがいたということが描かれていた。
この時代に生きる人たちの小さな幸せも戦争により、根こそぎ取られてしまう
悲しさ。
あまり、構えることなく、山田監督の戦争に反対する強いメッセージを感じられた。
昭和初期の人々の生活。雑巾がけをして、廊下をピカピカに磨いたり、庭で伸子を張って働いている女中タキの姿。
御用聞きのおじさん。
かっぽう着、銘仙、お召の着物。
蓄音機。
和洋折衷の赤い三角屋根の小さなおうち。
松たか子の品の良い奥様。
新人黒木華の女中タキ。
お勧めの映画です。
実は、主人(うーさんと呼んでいる。宇でヒロシというのだが、いつの間にかうーさんになってしまった)この映画を今日見ようと、予定していた。
うーさんと映画を観に行くことはほとんどないのだ。
出ようとしたら、電話。「今、中央林間の駅にいます。今から、伺います。」
「すみません、うちは予約なので、今から出かけるので、ごめんなさい」
いくら予約と言っても、駅まで何人かの友達と誘い合ってわざわざ来てくれたのに。申し訳ない。
皆がこのホームページを見ているわけではありません。
ぶらり途中下車では画像で「予約を」とは放映してありません。
家に帰ると、着信歴の番号に丁重にお詫びをいたしました。
また、日を改めて来てくださるとか。
怒っていなかった。ホッ!
アトリエ和は自宅兼アトリエでお店ではありません。
仕事をしていたり、地方個展や、仕入れに行っていたりしているので
予約が必要なのです。
でも予約をしてくれた方が、約束の日に来てくれなくて、
連絡もなかった時もあります。1日待っていました。
明日も大雪とか。
作業を黙々といたします。
2014年2月13日(木)