三瓶清子さんのコレクションは素晴らしい。
福島県に在住。着物創作作家。
半世紀もの間、古い布を収集。古い布に愛情を注ぎながら
心を砕いてきた方です。
膨大なコレクションをお持ちです。
特に、小さな布を接ぎ合わせて仕立てた百徳のこども着物は、母親のこどもへの愛情が、ひしひしと伝わってきます。
生まれた子どもが無事に育つのがあたりまえでなかった昔。
母親たちは、子どもの成長を祈りながら、一軒一軒を回り
頂いた、布の端切れを一針一針子どもが丈夫に育ちますようにと
願いを込めて縫い上げました。百徳着物とも百接ぎ着物とも
言われます、
背守りとは
背中は身を守るのに大切なところで、着物は背縫いによって霊魂が
込められていると昔の人は信じていました。しかし、子どもの着物は
背縫いがないため背後から魔物が入らないように、糸縫いや刺繍を
して魔除けにしました。
2月2日まで。北鎌倉古民家ミュージアムで開催。後2日です。
2014年1月31日(金)