江戸東京博物館ー明治のこころー特別展を見て|杉浦和子の世界、衣・食・住・人の旅

古布の服や酒袋・襤褸、材料やパッチワークの販売

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プロフィール

私は、古布を全国から足で歩いて収集し、服をデザインし、作品を作っている杉浦和子と申します。北は北海道から南は沖縄まで作品展を開催しております。おかげで全国の美味しい食べもの、市場、人、自然の風景、地方の街など、多くの感動、感激そして人の出会いがあります。その情報を皆様にブログを通じてお知らせしたいと思っています。日本だけでなく世界の情報も。杉浦和子の日本、世界の衣、食、住、人の旅にご期待下さい。楽しい発見がきっと見つかりますよ。

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SN3U24330001.jpg 昨日は両国ギャラリィーの最終日であったが、ギャラリィーオープン2時間前に行き、今開催されている、江戸東京博物館特別展ーモースが見た庶民のくらしーを見に行った。
モースは明治10年に明治政府から招きを受け、アメリカから初来日した。
その後も2度に渡り来日する。
モースは大森貝塚を発掘したことで、教科書に載って誰でも知っている。当時の日本の庶民の日常生活を収集して、本国へ持ち帰った超日本贔屓の人物。
今回のモースの収集展示は先祖がいかに粋であり、物を大事にした、130年前の明治時代の日本人の日常生活を窺い知ることができる。
アメリカから来日したモースには、日本人が日常的に普通であるこの日本の風景が、新鮮にうったのでしょうか。
今の日本には、見ることの出来ない風景、そして現代の日本人が失なっている心を展示した見事なモースの特別展でした。
中でも、「こども」に瞠目している。
日本ほど、こどもが大切にしている国はないというのである。
「こどもが蟻のように群れて人が、皆笑い叫んでいる光景は誠に爽快であった。
日本は確かに子供である」と言っている。
さらに「この種の集まりがどれでもいかなる時にでも、大人が一緒になって遊ぶ光景を見てとても嬉しくなった」とも述べている。
かっては日本は子ども天国であった。
「世界中で両親を敬愛し老年者を尊敬することと日本の子どもに如くものはない」
「これは日本人に深くしみ込んだ特性である」とモースは結論ずけているが。
それから130年。子ども虐待。育児放棄。引きこもり。殺人。スマホ、ライン、、、、、この殺伐とした世の中。
もし今の日本をモースが見たならば、どれだけ、仰天し、嘆く事であろうか。
時間があったら是非、お出かけください。
12月8日(日)まで。両国江戸博物館で開催。SN3U24320001.jpg SN3U24310001.jpg SN3U24290001.jpg SN3U24250001.jpg
2013年11月23日(土)
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