東北の明治時代の麻の野良着を解きました。
私の大事にしていたコレクションの一枚です。
使い込んだ、麻の柔らかくなった風合い。
グラデーションになった藍の褪せ具合。
これから、この布を切って作品にするわけですが、
どの部分も歴史を経た、味のあるところばかり。
困りました。
はさみを入れられません。
このままでは、服としては、着られません。
現物を超える、納得のいく服に蘇らせなければ
なりません。
いつも、ここで悩むところです。
2013年11月4日(月)