92歳の報道写真家 福島菊次郎展を見に行く|杉浦和子の世界、衣・食・住・人の旅

古布の服や酒袋・襤褸、材料やパッチワークの販売

アトリエ和 襤褸 神奈川 横浜市 大和市

プロフィール

私は、古布を全国から足で歩いて収集し、服をデザインし、作品を作っている杉浦和子と申します。北は北海道から南は沖縄まで作品展を開催しております。おかげで全国の美味しい食べもの、市場、人、自然の風景、地方の街など、多くの感動、感激そして人の出会いがあります。その情報を皆様にブログを通じてお知らせしたいと思っています。日本だけでなく世界の情報も。杉浦和子の日本、世界の衣、食、住、人の旅にご期待下さい。楽しい発見がきっと見つかりますよ。

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ヒロシマからフクシマへー戦後・激動の現場

反骨の写真家、福島菊次郎92歳の写真展を横浜日本新聞博物館に見に行く。

敗戦後、廃墟と化したヒロシマで撮影をはじめ、90歳でフクシマにカメラ

を持って向かった福島菊次郎さん。ぜひ、見たかった写真展です。

衝撃的だったのは、原爆の被害者の10年にも及ぶ困窮生活を活写した

「ピカドン ある原爆被災者の記録」だった。その被災者は福島さんに

「あんた、代わりに仇を打ってくれ」と撮影を許可したという。10年にも及ぶ

密着撮影。ところが、本人が亡くなり、お悔やみに出向くと、家族に「帰れ!」

と怒声を浴びさせられた。福島さんは自分の行為が家族にどれほど不快な思いを

させていたか気が付かず、大きなショックを受け、自分のした仕事に疑問を持ったという。

三里塚闘争、東大安田講堂攻防戦。確かに、あの時代の若者たちは熱かった。権力に怒りを持ち

、命がけで闘っていたような気がする。今の時代はどうだろう。福島原発事故から2年半。相次ぐ、放射能

の海への漏出。憲法改正問題。などなど。

 

 

福島菊次郎の信条は「余命後1年。生きたらもう1年」

 

2013年8月24日から10月20日まで

会場 横浜新聞博物館 2階  企画展示室

 

是非、足をはこんで下さい。

 

2013年9月6日(金)
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