古布の服・酒袋ロングコートと酒袋帽子|杉浦和子の世界、衣・食・住・人の旅

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プロフィール

私は、古布を全国から足で歩いて収集し、服をデザインし、作品を作っている杉浦和子と申します。北は北海道から南は沖縄まで作品展を開催しております。おかげで全国の美味しい食べもの、市場、人、自然の風景、地方の街など、多くの感動、感激そして人の出会いがあります。その情報を皆様にブログを通じてお知らせしたいと思っています。日本だけでなく世界の情報も。杉浦和子の日本、世界の衣、食、住、人の旅にご期待下さい。楽しい発見がきっと見つかりますよ。

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酒袋のコートを作るには、酒袋を50枚は使う。

100年近くも経ているので、袋を開き、良い所だけを裁断する。

皮専用の工業用のミシン(職人さんから譲って貰った工場のようなミシン)で継ぎ接ぎ合わせながら、一枚の布にしていく。

かなりの重労働です。
私の使う酒袋は、修理した糸部分が厚くなっているため、この凄いミシンでも、何本もガキっと針が折れます。

酒袋のコートは世界でも、類の無い、モードの素材です。

そして、もう生産出来ない、絶対数の決まっている滅びゆく、奇跡の布なのです。

世界にも、誇りを持って発信したいと思います。

古布の服。酒袋。
大事にしたいですね。

2012年8月11日(土)
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