いよいよ、今回の旅のハイライト、モン・サン・ミッシェルへ、往復バスで14時間の日帰りの旅である。朝4時半起き。6時にはアパートを出る。シテイーラマのバス停の事務所は開いていなかったが、もうすでに、バス待ちの人たちでいっぱいであった。7時15分に出発した。パリから、320キロあるモン・サン・ミッシェルは今は、フランスで一番の観光スポットになっている。テレビ、雑誌など、多く取材されている。帰国して、5日前に、BSでも放映されていた。行ったところが出ると、興味が全然違う。懐かしかった。本土から5キロも離れた、海の干潟の砂地にそそり立つ城壁のような修道院は8世紀に、天使の軍団長聖ミッシェルの崇拝から建てられた。巡礼者は、汐の満ち引きで、命を落とすこともあったという。今日の日本語ガイドさんは、日本に5年間慶応大学で教鞭を取っていられた品の良いおじさま。息子さんは、立教大学に留学中とか。中々の日本贔屓の方である。朝、早かったので、バスの中では、ずーと、寝ていた。途中1回30分の休憩がある。バスは5時間ほど走り、放牧地をすすんで、遥か向こうにモン・サン・ミッシェルの修道院が見えて来た!