1900年に建てられた駅の建築空間をそのまま、利用した、セーヌ川に面した美術館です。大規模な改装工事が2年前に終了して、すっかり生まれ変わったとBSで放映されていた。印象派の絵画が多く、展示されている。ゴッホ、マネ、モネ、セザンヌ、ルノアール、ドガ、ミレー、ゴーギャン、もう、見たいものばかり。9時30分にオープンなので9時頃アパートを出た。並んでいる人も少なかった。チケットを買う。9ユーロ。テレビでは、見ていたが、駅舎から美術館になったこの名建築に驚嘆した。3階の後期印象派のブロックに上がる。ゴッホの自殺直前、人生の終焉に書かれた「オーヴェールの聖堂」、大好きな「星月夜」があった。今まで、本でしか見たことのない名画が、独り占めして鑑賞できるのだ。日本では、立ち止まってゆっくりなんて見れないだろうな。ルノアールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏場」も壁の色が藍色になり、一層、この絵画を引き立たせていた。ここまで、来たかいがあった。美術館を出たら、チケット売り場はすごい行列になっていた。もう1度、ゆっくりと鑑賞してみたい。
2013年7月9日(火)