みちるは歌が好きだ。いつも、歌っている。
「ふたつ、ふたつ なんでしょうねー おめめがいちにふたつでしょー あんよもほらね
ふたつでしょー」
「ないしょ ないしょ ないしょの 話はあのねのねー
にこにこにっこり ねえ かあさん、、、、、」
「咲いた 咲いた チュウリップの花が ならんだ ならんだ 赤 白 黄色
どの花みても きれいだなー」
「しょしょ しょじょじ しょじょじの庭は ツンツン月夜だ みなでてこいこいこい
おいらのともだちゃポンポコぽんのぽんぽんぽん」
次から次へと大きな口を開け、大きな声で 歌っている。
今は、パソコンで、私のうろ覚えの歌詞も、検索すると3番まで全部歌える。パソコンとは使いかたによっては非常に便利な機械である。
新聞にいまや、子供の童謡や唱歌は絶滅危惧しているという記事が載っていた。
本当に同感です。今の母親たちがテレビで流れたアニメソングやコマーシャルソングを聴いて育ったからでしょう。
母親のあゆみさんは若いのによく童謡を知っている。おばあちゃん子だったからかな?
子供の歌、子守歌が歌われなくなったという声は以前からもありました。
日本の原風景を歌った「ふるさと」など、歌うだけで目頭が熱くなる。
子供のころの思い出の曲がたくさんある。それは、母や友達との思い出の曲であり、世代を超えても受け継がれていくものだと思う。せめて孫娘みちるとあゆみさんと一緒に歌って、伝えていきたいと思っている。
2013年6月7日(金)