昨日で、夫の百箇日|杉浦和子の世界、衣・食・住・人の旅

古布の服や酒袋・襤褸、材料やパッチワークの販売

アトリエ和 襤褸 神奈川 横浜市 大和市

プロフィール

私は、古布を全国から足で歩いて収集し、服をデザインし、作品を作っている杉浦和子と申します。北は北海道から南は沖縄まで作品展を開催しております。おかげで全国の美味しい食べもの、市場、人、自然の風景、地方の街など、多くの感動、感激そして人の出会いがあります。その情報を皆様にブログを通じてお知らせしたいと思っています。日本だけでなく世界の情報も。杉浦和子の日本、世界の衣、食、住、人の旅にご期待下さい。楽しい発見がきっと見つかりますよ。

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亡くなって100日目。百箇日。卒哭忌ともいわれる。

この日で、泣くのをやめましょうという日だそうです。

あの日は、40度近くの暑い夏の日だった。

 

夫の本棚を整理していたら、

大好きだった、谷川俊太郎の本が出て来た。

パラパラとめくると、

生きるという詩が。あった。

 

 

生きる

生きているということ

今生きているということ

それはのどがかわくこと

木漏れ日がまぶしいということ

ふっとあるメロディを思い出すということ

くしゃみをすること

あなたと手をつなぐこと

 

生きているということ

いま生きているということ

それはミニスカート

それはプラネタリウム

それは、ヨハンシュトラウス

それはピカソ

それはアルプス

すべての美しいものに出会うということ

そして、かくされた悪を注意ふかくこばむこと

 

生きているということ

いまいきているということ

泣けるということ笑えるということ

怒れるということ

自由ということ

 

生きているということ

いま生きているということ

 

今遠くで犬が吠えるということ

今地球が廻っているということ

今どこかで産声があがるということ

今兵士が傷つくということ

今ブランコが揺れているということ

 

 

いまいまがすぎゆくこと

 

生きているということ

いま生きていること

鳥ははばたくということ

うみはとどろくということ

かたつむりははうということ

 

 

人は愛するということ

 

あなたのてのぬくみ

いのちということ

 

 

 

 

 

2019年11月26日(火)
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