二人の和子|杉浦和子の世界、衣・食・住・人の旅

古布の服や酒袋・襤褸、材料やパッチワークの販売

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プロフィール

私は、古布を全国から足で歩いて収集し、服をデザインし、作品を作っている杉浦和子と申します。北は北海道から南は沖縄まで作品展を開催しております。おかげで全国の美味しい食べもの、市場、人、自然の風景、地方の街など、多くの感動、感激そして人の出会いがあります。その情報を皆様にブログを通じてお知らせしたいと思っています。日本だけでなく世界の情報も。杉浦和子の日本、世界の衣、食、住、人の旅にご期待下さい。楽しい発見がきっと見つかりますよ。

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4歳のころからずーと一緒に遊んでいた竹馬の友がいた。名前は同じ名前の和子。幼稚園も一緒。小学校もずーっと一緒。おままごと、木登りをしたり、毎週土曜日になると、どちらかの家に枕を持ってお泊り。ピアノを習いに行くのも一緒。和子ちゃんは、成績も抜群で、正義感も強く、人望も厚かった。弱いものいじめをしている子がいたら、すごい剣幕で怒りつけ、クラスのボス的存在でもあった。県立高校も神奈川県一の学校に進学し、横浜国大を出て、音楽の教師になった。いつも私の憧れの女性であった。 今日、私の携帯に和子ちゃんの名で鳴った。ここのところ、何年かご無沙汰していた。久しぶりだ。「娘の春子です。今日、母が亡くなりました」。 しばらく、何のことか分からなかった。「乳癌を患い、再発して全身にまわり、脳にきて、今日11時に亡くなりました」。まだまだ平均寿命から行けば25年以上は、生きられるというのに、、、、、、4歳からの一緒に遊んだ日々のことが、走馬灯のように甦る。いつも私の憧れだった素晴らしき友。あまりにも早い死。人生とは酷なもの。今、自分が元気で生きているいることが不思議に思われる。明日のことは誰にも分からない。会者定離。別れは辛い。尊敬する父、2歳にもならない長男、師、鬼籍に行ってしまった。生きている限りこれからもそうだろう。いつか分からないが、自分にもその日が必ず来る。だからこそ、悔いのないように与えられた人生を使命を持って、一生懸命にしっかりと生きて行くことだと思う。和子ちゃんのご冥福を祈ります。

2012年12月25日(火)
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