4歳のころからずーと一緒に遊んでいた竹馬の友がいた。名前は同じ名前の和子。幼稚園も一緒。小学校もずーっと一緒。おままごと、木登りをしたり、毎週土曜日になると、どちらかの家に枕を持ってお泊り。ピアノを習いに行くのも一緒。和子ちゃんは、成績も抜群で、正義感も強く、人望も厚かった。弱いものいじめをしている子がいたら、すごい剣幕で怒りつけ、クラスのボス的存在でもあった。県立高校も神奈川県一の学校に進学し、横浜国大を出て、音楽の教師になった。いつも私の憧れの女性であった。 今日、私の携帯に和子ちゃんの名で鳴った。ここのところ、何年かご無沙汰していた。久しぶりだ。「娘の春子です。今日、母が亡くなりました」。 しばらく、何のことか分からなかった。「乳癌を患い、再発して全身にまわり、脳にきて、今日11時に亡くなりました」。まだまだ平均寿命から行けば25年以上は、生きられるというのに、、、、、、4歳からの一緒に遊んだ日々のことが、走馬灯のように甦る。いつも私の憧れだった素晴らしき友。あまりにも早い死。人生とは酷なもの。今、自分が元気で生きているいることが不思議に思われる。明日のことは誰にも分からない。会者定離。別れは辛い。尊敬する父、2歳にもならない長男、師、鬼籍に行ってしまった。生きている限りこれからもそうだろう。いつか分からないが、自分にもその日が必ず来る。だからこそ、悔いのないように与えられた人生を使命を持って、一生懸命にしっかりと生きて行くことだと思う。和子ちゃんのご冥福を祈ります。