私が目指している服は?
それはユニセックス又はモノセックス。つまり、男女を問わなくて着れる服かもしれません。
スカートは別として、全て、私の服は、男女両方に着ることができます。
そして、年齢も問いません。
子供のころから、ピンク、花柄、淡い色が似合わず嫌いで、はっきりとした色彩が好きでした。
母は、一生懸命に女の子らしい服や着物を買ってくれましたが、私には全然似合いませんでした。
古布も、パッチワークや小物を作るのが苦手で、迫力のある武者絵。
龍(ほとんど手に入ることは無くなりました)。 虎。
勢いのある文字の奉納神社の幟旗(江戸文化文政の文字は特に素晴らしい)。
得意とするのは真赤な緋鯉を使った服。鯉幟は、デザインはせず、
大空を泳ぐようにそのまま使うのが好き。その目玉を前肩に持ってくる。
襤褸(ぼろ)も私の事が好きなようだ。襤褸の使い方、着こなし方は実に難しい。
一つ間違えると、一般の方からひんしゅくを買う恐ろしさがある。それほど強烈な布。
襤褸も着る人を選んでいるようである。先日若いイケメンの方が襤褸ジャケットを
購入してくれたが、彼が着るとまるで襤褸が宝石のように煌いていた。
「一生の宝物にします」と言ってくれました。
次世代に繋がったと思いました。
先日京都の競りに行って驚いた。襤褸が、私が収集した時の時代より10倍以上
に値段が跳ね上がっていたことである。それも私が持っている襤褸には足元にも
及ばないものがだ。
隣にいた業者の人が「今、一番人気のある布はぼろなのよ」と言っていた。
驚いた!
本物の良い仕事をしていきたいですね。
11月4日から9日迄東京広尾で「11月のアトリエ和 IN 広尾」が、開催されます。
晩秋の広尾にお出かけ下さい。
東京都渋谷区広尾5-16-3 日比谷線1番出口広尾散歩道商店街徒歩2分。
11時から19時まで。
7日のみ14時から。