やっぱり麻のパンツは人気です。
暑い夏は、何と言っても麻パンツです。
試着した方は、間違えなく、「楽!涼しい!」の歓声をあげる。
特に、上布、小千谷縮の素材です。
パンツを作るとき気をつける事は、
まず、布に力があること。弱っていないこと。
古い布ですから。
透けないこと。
洗濯に耐えられること(夏物は毎日洗いますから)
そして、縫製です。パンツは後ろは、力が入ります。
丈夫に縫わなくてはなりません。3度ミシンをかけます。
そして、ポケットは貼りポケでなく、袋になった、大きな、内ポケットです。
パンツは格好もの。如何に、スッキリと、足を長く見せるか。
動きやすいか。
ちなみに私が洋裁を習っていた時、
先生に「どうしたら、そんなに綺麗に縫えるのですか」と聞いたら
「コツを教えましょう。それは、まめなアイロンとミシンです。そして、しつけです。」
40年も前に習った、洋裁の基本的な技術。
まず、裁断する前に、布を洗い、アイロンで地の目を通す。
きちんと型紙を取り、切りびつけをする。
見えない所の始末。仕上がりの美しさ、着崩れない。
これって、結構大変です。
手間がかかるが表には見えない。
何でも、物事って、基本が大事なんだろうな。
今になって生きているような気がします。