映画「あん」を観て|杉浦和子の世界、衣・食・住・人の旅

古布の服や酒袋・襤褸、材料やパッチワークの販売

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プロフィール

私は、古布を全国から足で歩いて収集し、服をデザインし、作品を作っている杉浦和子と申します。北は北海道から南は沖縄まで作品展を開催しております。おかげで全国の美味しい食べもの、市場、人、自然の風景、地方の街など、多くの感動、感激そして人の出会いがあります。その情報を皆様にブログを通じてお知らせしたいと思っています。日本だけでなく世界の情報も。杉浦和子の日本、世界の衣、食、住、人の旅にご期待下さい。楽しい発見がきっと見つかりますよ。

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以前から観たかった映画「あん」を見に新百合ヶ丘まで行く。

 

まだ、ギブスは外れないが、やっと、映画をみたい気分になって来た。

 

樹木希林が演じる、元ハンセン病患者徳江。

 

ハンセン病患者の今も続く、世間の偏見、差別、苦しみ。

 

暗い過去を持ち、小さなどら焼きやをしている千太郎。

 

このふたりの出会い。

 

絶対に、お勧めの映画です。

 

多くの方に見てもらいたい。

樹木希林さん、名優。

樹木希林さん、名優。

 

 

「あんを炊いているときの私はいつも、あずきのことばに耳をすましています。

 

それは、小豆がみてきた雨の日や晴れの日を想像することです。

 

どんなに風に吹かれて小豆がここまでやってきたか、話を聞いてあげること。image

 

そう聞くんです。」

 

と、徳江は小豆を煮ながら、小豆に声をかける。

 

どんな、ものにも、言葉を持っていると。

 

 

 

 

私の仕事、古い布にかけている言葉と同じだなと思いました。

 

150年もの間、戦争がいくつもあり、時代を経て、私のところにたどり着いた、

 

布たちに、奇跡を感じます。

 

その子達をモードとして、世に送り出す。

 

布たちの声を聞きながら。

 

今日は、最高の映画を観ました。

 

ギブスがはずれるのも後、数日。

 

やりたい構想で頭がいっぱいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年6月25日(木)
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