ポーランドの映画「パプーシャの黒い瞳」を観に神保町の岩波ホールまで行く。
4月4日に封切りになった時、暇を見つけて観たいと思いました。
この映画は、ポーランドに実在したジプシーの女性詩人を、描いた映画です。
1910年にパプシャーはポーランドに生まれる。
書き文字を持たないジプシーの一族だが
幼い頃から、文字に惹かれ、詩を書くようになる。
文字を覚え、詩を書き、それを、出版したことで、
口承文化を持ち外部に秘密を洩らさないジプシーの一族から
非難され、厳しい攻撃にあう。
それから、パプーシャの悲劇が始まっていく。
ナチスによる、ジプシーの迫害。村全滅の虐殺。
何時の時代でも人種差別は、なくならない。
モノクロームのスクリーンがまるで絵画のように美しい。
光と影。そして、音楽。ジプシーのオペラ。
これは感動ものです。
後半の息を飲むような迫力あるストーリーの展開。
愛と別れ。
久々に観た重厚感のある映画でした。
ただ、パプーシャの詩の挿入が少ないのが、残念でした。
5月22日まで岩波ホールで上映中。
時間のある方はどうぞ。
田舎のネズミ、都会へ出ると疲れるー。
とても、古本屋街等歩けなかった。