北村勝史氏が今回の学研の取材に対し、keywordsをまとめてくれました。
1、 交流歴:コンピューター会社から55歳で
・露店骨董商に転身。扱商品:古布・着物
・東郷神社・新井薬師・町田天満宮など出店
・顧客名簿=2002年有明ビックサイト以来
2、 幟に魅かれる理由
・ 誰も相手にしていなかった江戸絵画
優れた民衆絵画を世に認知させたい
・ 幟から発するエネルギー=「祈りの力」
「祈り」は窮地脱出のための切実なる思い
「祈り」は世界中共通(誰もが共感する)
・ 浮世絵全盛期の絵師、染師の作品
・ 日本の幟文化は世界一。独特のデザイン。
数百に及ぶ絵柄、神の化身の文字
・ 無名=各自が純粋な気持ち(感性)で評価
・ 優れた美術品の証明=40年経ても新鮮
何度見ても飽きない/新たな出会い
3 幟選定のポイント
・ 江戸期の幟:明治39年までの幟
・江戸期民衆の「祈り」と江戸の職人は、東北・裏日本
には明治39年まで残存
・ 自動織り機、化学染料の普及
・ 「祈り」の対象の変化:生命から金に
・ 量より質の収集:厳選・1点入り1点を売る
・ 30点最優秀のものがあれば、日本を代表するコレクション(全て一級品を揃える)
・「感動の連鎖」:セリ市や露店骨董市で出会う。
幟で、一級品からは、魅力のエネルギーが出ている。
そのエネルギーをこちらが感じて、こちらからのエネルギーとぶつかる
・ 言って見れば、「物との初恋である」
・「金が無い時に良いものが出る」。幟が「お前さんチャンスだよ!どうする?」
こんな時は、絶対入手する。(逃がすと縁が来なくなる)
・ 何を見るか?:幟の絵柄は、人物・動物に係るものが多い。
一番 重要なのは「面描」。
目の描写に、品格、強さ、優しさ、ユーモア等。
二番目に構図と色彩。文字の場合は、神の威光。
4 お互いの活動について
・ 杉浦さんの魅力:常に前進の人。
「喜」と「楽」しかない人。(そうでもない、怒もあるよ)
・ 優れた美意識を持つ人。
--独創的デザイン
ーー品格のある作品
--「勢い」
--「強靭な生命力」=襤褸
・ リフォーマー/先生ではなく フアッションデザイナーであり、フアッションモデル
・・・・・人生で成し得ることは「自力の努力と良質な他力の支援」による。
長い交流=良質な他力のひとり。
= 「相互尊敬」 「相互信頼」
「相互感謝」 「相互慈愛」
※ 尊敬する北村氏のお褒めのことば。
このような人間になるように、これからも努力しなくてはいけませんね。
また、続きは明日から、投稿いたします。目が疲れました。
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