図書館に行き、遠藤周作の「深い河」を借りてきた。
検索したら、文庫版が借りられていたので、
この大活字版になってしまった。
開けてびっくり!字がでかい!
メガネなしでも読める。
世の中、電子書籍があって、どんな大きな字にも変換
して読めるでしょうが、私は、アナログ人間でして
本は紙でないと、頭に入っていかないのです。
本の裏に大活字本発行の趣旨が書かれてあった。
現在、全国で65歳以上の高齢者は1240万人にもおよび(これは2005年発行なので
現在はもっと多い)我が国も先進諸国並みに高齢化になってきました。これらの人々は、多かれ
少なかれ視力が衰えてきています。また一方、視力障害者のうち約半数は弱視障害者で18万人
を数えますが、全盲と弱視の割合は医学の進歩によって弱視者が増える傾向にあるといわれて
います。私どもの社会生活は、職業上も、文化生活上も、活字を除外しては考えられません。拡大鏡
や、拡大テレビ等を利用しても、眼の疲労は早く、活字が大きいことが望まれています。しかしながら、大きな
活字で組みますとページ数が増大し、かつ販売部数がそれほどまとまらないので、いきおいコスト高となって
しまうためにどこの出版社でも発行に踏み切れないのが実情であります。
埼玉福祉会は老人や弱視者に少しでも読みやすい大活字を提供することを、念願とし身障者の働く
工場を母体として、製作し発行することに、踏み切りました。
発行所 埼玉福祉法人 埼玉福祉会
限定500部
定価上下で6200円
定価もかなりの高額になりますね