主人の妹が毎月発行している鹿児島からのお便り。No23
長生きしたくなった
■ 病名を告げられた時は驚いて、あと何年生きられるだろうと思った。でもやりたいことは
ほぼやってきたし、いつ何があっても大丈夫。出来るなら、あまり苦しまずに死にたいな、、、、
なんて真面目に考えているが、足がちょっと弱いだけで、ピアノも弾けるし、フルートも吹ける。
南九州の有里Drは「老化が早いと考えればいいのよ」と言う。
私が「夫がなかなかタバコをやめなくて」と愚痴ると、「だんなさんがタバコをやめないなら、肺がんに
なったらあなたが看病しなくちゃ」とさらっと言う。そうなんだ、この病気で死ぬわけではないようだ。
多発性硬化症で長期に渡り苦しんでいた中学からの友達も大腸がんで亡くなっている。
■ どこかに出かけて階段があると、スロープがある方を教えてくれたり、手すりの無い階段だと、息子やひろ
子さんが、さっと手を出してくれる。普段、夫にばかり世話になっているので、外出した時は若い二人の手
を借りている。夫は可愛い美咲のお相手。水遊びをしていて「おしっこ!」といわれ、抱っこしてトイレを
探しに。チビなのでまだ抱っこできるが、長時間抱いて歩くのはきついようだ。一年一年、大きくなって
いるものね。
まだ2本足で歩けるので説明しないで済んでいるが、「なんでー?どーしてー?」を連発する美咲。
もう少し大きくなって、こちらの説明がおおかたわかるようになったら、病気のことを話して行こうと思う。
美咲の成長を見ていから、長生きしたくなりました。