たまたま、広尾商店街を歩いていた、姪が、入ってきた。
お互いビックリ。
彼女、紅茶教室を開いている。
立川碧
著書も多く
紅茶の全てがわかる辞書
英国式テイーカップの歴史
英国紅茶の歴史
などの本を出版している。
古布作家光山紘未さんが、見えました。
光山さんとは、15年来の、友人で古布の世界で最も尊敬できるデザイナーです。
日本画家でもある彼女の作品は、世界に誇れます。
私と違い素材は絹着物ですが、色彩感覚、シンプルなデザイン、センスは抜群です。
10日から15日まで、同じ広尾のギャラリーで個展を開催します。
是非「光山紘未さんの世界」をのぞいてみてください。
東麻布の100年続く魚屋ゑびすやさんで会食。
ゑびすや
港区東麻布2-19-2 03-3582-9016
大江戸線赤羽橋徒歩5分。
只今4代目。
あんまりお天気が良かったので、父のお墓参りに。
家から車で20分。相模原市立の公園墓地まで。
この公園墓地は、広々としていて何時いっても気持ちが良い。
大山連山が見えて、空も広い。
途中、小菊を農家の方から「取り放題持っていきなー」と言われ、
明日の広尾個展の分も沢山採って来ました。
墓前に菊の花を供えて、手を合わせ、父の事を偲んだ。
兎に角、めちゃくちゃ明るい父であった。
柳家金語楼と良い勝負。
兄弟の真ん中の一人娘だったが、とにかく可愛がられた。
何時も手をつないで歩いていた。母 はそんな姿を「バカな親子」といって笑っていた。
親バカも甚だしく、
お客さま が見えると「かこちゃん、あの作文持って来なさい。」と言って読ませるのである。
「この子は文才があるんですよ」
読書週間のポスターが佳作になれば、「この子は絵の才能があり、将来は画伯になります。」
ちょっと下手なピアノを弾けば、「この子は天才です!」
肩こりがして揉んであげようものなら
近所中に「うちのかこちゃんは親孝行なんです。私の肩を揉んでくれたんです。
こんないい子は見たことがありません」
もう、ここ迄くれば、親バカも大したものだ。
期待したわりには、大した人間になっていないが、、、、、。
こういう風に、育てられた、私です。
はははー。
父と廊下で「一丁やるか!」と言って、相撲をとった事が懐かしい。
墓前に手を合わせる。
明日から東京広尾で個展が始まります。
私が目指している服は?
それはユニセックス又はモノセックス。つまり、男女を問わなくて着れる服かもしれません。
スカートは別として、全て、私の服は、男女両方に着ることができます。
そして、年齢も問いません。
子供のころから、ピンク、花柄、淡い色が似合わず嫌いで、はっきりとした色彩が好きでした。
母は、一生懸命に女の子らしい服や着物を買ってくれましたが、私には全然似合いませんでした。
古布も、パッチワークや小物を作るのが苦手で、迫力のある武者絵。
龍(ほとんど手に入ることは無くなりました)。 虎。
勢いのある文字の奉納神社の幟旗(江戸文化文政の文字は特に素晴らしい)。
得意とするのは真赤な緋鯉を使った服。鯉幟は、デザインはせず、
大空を泳ぐようにそのまま使うのが好き。その目玉を前肩に持ってくる。
襤褸(ぼろ)も私の事が好きなようだ。襤褸の使い方、着こなし方は実に難しい。
一つ間違えると、一般の方からひんしゅくを買う恐ろしさがある。それほど強烈な布。
襤褸も着る人を選んでいるようである。先日若いイケメンの方が襤褸ジャケットを
購入してくれたが、彼が着るとまるで襤褸が宝石のように煌いていた。
「一生の宝物にします」と言ってくれました。
次世代に繋がったと思いました。
先日京都の競りに行って驚いた。襤褸が、私が収集した時の時代より10倍以上
に値段が跳ね上がっていたことである。それも私が持っている襤褸には足元にも
及ばないものがだ。
隣にいた業者の人が「今、一番人気のある布はぼろなのよ」と言っていた。
驚いた!
本物の良い仕事をしていきたいですね。
11月4日から9日迄東京広尾で「11月のアトリエ和 IN 広尾」が、開催されます。
晩秋の広尾にお出かけ下さい。
東京都渋谷区広尾5-16-3 日比谷線1番出口広尾散歩道商店街徒歩2分。
11時から19時まで。
7日のみ14時から。