先週の母の日は個展の為、行かれなかったので
今日、薔薇の鉢植えを持って行くことにした。
わたしはどうも、あのカーネーションの花が嫌いで
あげる気にも、もらう気にもならない。
人口的で、均一的、造花のような花に見える。
母の日だけの商業ベースの花に見えてしまう。
ギスレーヌ.・ドウ・フェリンド
舌を噛みそうな名前。
あまり、素敵だったので、自分用にプレゼント。もう一鉢買いました。
母は89歳。裏千家茶道を現役で教えています。
メチャ元気。
歳を取っても、人を教えるのって凄いですね。
それが、母の元気の元かな。
楽しい会期でした。お天気にも恵まれ、広尾の地元の方から、沢山のエールを頂き
毎日、たのしませてもらいました。
そこで、今日は、打ち上げに東麻布にあるえびすや魚店に行って来ました。
Facebookに何時も、新鮮な、お魚が投稿してあるので、
絶対、行きたいと常々、思っていました。
広尾から、近いので、最終日にお手伝いしてくれた
友人のしのぶさんと行って来ました。
100年前から、営業していた、元々お魚やさん。
美味しいはずだ。そして、安い。
二人で飲みまくり、お魚食べまくり。
東京にもこんな、新鮮な処があるんだ。
でも、びっくりする程のお会計なんです。
これを見た方は、是非、行って見て下さい。
席は、10席程しかありません。
麻布 えびすや魚店
東京都港区東麻布2-19-2 大江戸線赤羽橋徒歩3分
03-3582-0916 詳しいことは、Facebookか電話で。
広尾に行く前に、朝5時に起きたので、森散歩に行った。
空気が清々しい。
都心にあるような、人工的な公園では無く、本当の原生林。
土からも、木々、雑草からも、野鳥からも自然のパワーが湧いてくる。
今日は、最終日。
8日間、会期は何時もより少し長かったですが、
日頃の、訓練で元気に乗り切りました。
7日目。
そろそろ、疲れが出てきたようだが、楽しいお客さまが沢山来てくれるので
ぶっ飛びました!
明日まで。
毎日来てくれる、地元のお客さまが、寂しそうでした。
来月の予定もしっかり、カレンダーに書き入れているとか。
嬉しいですね。情がある。
大体、この街の人たちがつかめて来た。
この街は2種類の人たちに分かれている。
広尾生まれの広尾育ち。全くの地元の人たち。
明治通りなんかは昔は馬が、道を歩いていて馬糞通りって言ったんだよ。
子どもの頃、ペンペン草が生えていた通りを、今じゃ、イタリアンレストランが多いから、
地中海通りだってさ。いつそんなハイカラな名前になったんだ。
毎日、ギャラリーに立ち寄ってくる、下町のおばちゃんたちの話し。
懐かしくて、楽しそう。
人情味があって、良いね。お煎餅やいろんなもの持ってくる。
お昼の差し入れがあったり。
もうひとつの人種はセレブの街とかで広尾が有名になり
後から移り住んだ人たち。億ションに住んでいるひとが多い。
ビバリーヒルズでファッションショウーをやれば良いだの
、ニューヨークでジャズを聴きに行く時、この服を着ればいいだの
ザルツブルクに2年住んでいただの
5ヶ国語を話せるだの。
保証金100万のスポーツ倶楽部に行ってきた帰りだの。
メンドチイ。
田舎のネズミは人情味ある、下町の人達が好き!
「怒り」
僕が、一番気をつけているのは「怒り」についてです。
料理をやる責任者は、この怒りをコントロール出来ている人は少ないです。
何故なら怒りを受けながら修業してきて、技術だけでなく、
人格も形成されてきたので、怒りが当然のコミニケーションだからです。
他にも長時間立ち仕事だから、イライラするとか、お給料が少ないとか、
後輩のミス、将来が不安とか、色々あります。
要するに気をつけないとブラッキーになりやすい業種です。
僕も、正直、レストランをオープンして3年位はこのスパイダルに落ちました。
怒りが習慣になるのです。
責任が自分の器を越えるとこうなるのです。
これは一部の職人さんや、料理人の昔からの悪い習慣だと思います。
まして怒りは、暴言や暴力につながります。
これも、悪い習わしです。
なので、お店や会社から怒りをどうやって排除するかが今後の飲食業のキーポイントではないかと思います。
先ずは怒って教えたり、鍛えたりすることが、ナンセンスだよ。と思う習慣が大切だと思います。
体罰は必要とか、それは、もう最低です。
なので、そういう料理人に言いますが、
どんな人でも親がいます。
家族がいます。
その親の前で暴力、暴言できるの?
できないでしょ。そこ迄の覚悟もないでしょ。
下だから、やるんでしょ。上にもやれないでしょ。
クビになる覚悟などないでやっているんでしょ。
捕まる覚悟ないでやっているんでしょ。
で、上が出てきたら、ふてくされながら、謝るんでしょ。
で、反省しないもんね。
習慣になってるもんね。今の時代の子はとか言うもんね。
ほら、だから3流。
「強さではなく、優しさで。
恐怖心ではなく、誇りで、人を動かしなさい」
ジョン、ウエデン。バスケットボールの名監督。
いい言葉です。
* 神奈川県大和市鶴間でイタリアンレストラン’シチリア’を経営
一時間、家を早く出て、駅の反対側になるのですが、遠回りをして、森散歩行ってきました。
少し濃くなった木々。
鳥のさえずり。
赤い草イチゴ。
思い切り深呼吸。
縄文原人、生き返った!
広尾で、3回、個展をして、気がついたこと。
広尾個展のダイレクトメールはほんの、親しい人10枚位しか、出していない。
つまり、お客さまは広尾の商店街を歩いている
たまたま入ってきた一見さんの方ばかりである。
古布の事も全く、知識も無い方が大半。
筒描きも知らない。幟節句旗と大漁旗の区別も分からない。
自分の箪笥にある、絹ものの着物の知識はある。大島紬とか、帯とか。
私の服の素材は祝い節句旗、大きな幕の紋、鯉のぼり、奉納旗、暖簾、野良着、風呂敷などなど。
都会では滅多に見られない布であり、手にも入りにくい。
初めて見たお客さまは、キョトンとして、私が説明しなければ何の布か分からない。
購入して下さる方も
古布が好きなのではなく、良いから、買ってくれるのである。
若い人も、見たこともない面白い服だから、感動してくれる。
良いものは良い。
変な、先入観も無い。
古布であろうと、なかろうと、良い物は時空を超えてよいのである。
でも、古布が稀少になったからといって、昨今、大量生産でプリントして古布風で
売られている。絣、筒描き、半纏、襤褸、幟などなど。
結局、それ風、まがい物は着ていても、愛着が出ず
すぐ飽きて、捨てて、ゴミになるだけである。
物を大切にする心が育たない。
往復の電車の中で、ブログ投稿しようと思っても、
寝てばかり。
二子玉川で乗り換えるのを渋谷まで行って
遠回りしたり。
毎日の森散歩行けない、田舎のネズミのストレス。
来週、このギャラリーで個展をする方が、下見に来て、
竹竿を使った飾り付けに感動。
こうすれば良いのだと喜んで帰りました。
作品は、どう見せるか、デスプレーが、非常に大事です。
出し過ぎないように、全て、引き算。
クローゼットのように、ギュウギュウ詰めにしないことです。
昔、横浜そごうジャパンショップで開催した時、
10年間厳しい担当者の方から、鍛えられました。
その時は、夜中までかかって、やり直され、
大変な思いもしましたが、今では、本当に役にたっています。