田吾作兄弟フレンッエ郊外フィェーゾレの丘に行く。
「すげえーフレンッエの街が一望だー。」
「ドゥオーモもあんなに小さく見えるぞー」
「ここは、フレンッエの穴場だなー。
和ちゃんに連れて貰ってよかったなー」 「日本に残された田吾作たちはどうしてるべかなー」
「おらたちは毎日、ワイン飲んでるけどよ、あっちは焼酎だべー」
「帰ったら土産話でも聞かせてやんべー」
今日はピサから列車に乗りフレンッエに行った。1時間位。
フレンッエの発祥の地と言われるフィエーゾレに行く。
フレンッエのサン・マルコ広場から7番のバスに乗り30分ほどで到着。
ぐんぐんと坂を登って行くと、遠くにフレンッエを見下ろす大パノラマが広がる。
小鳥のさえずり。
緑の丘の糸杉の間から、豪邸が点在する。
トスカーナの風が爽やかです。
フレンッエに行ったら、必ず訪れる丘です。
5時の列車に乗って、又、ピサに戻りました。
毎日の予定は未定。
気の向くままに。
ピサから、北に向う列車に乗って50分。ラ・スベリァまで行く。
前日、酔っぱらう前にピサ駅まで行って往復のチケットを買った。
朝、10時頃のトリノ行き。
50分でラ・スベツィアに着く。駅前からバスが出ているのかと思ったら、10分位離れた所にやっとあった。ここから、バスに乗り世界遺産のポルトウ゛エーネレへ。
リグーリア海に面した、リゾート地。
カラフルで小ぢんまりとした町。
海に向かって家が軒を重ねる。
海に突き出た絶壁にサン・ピエトロ教会が見えた。
13世紀にたてられた教会。
この教会からのリグーリア海の眺めは絶景だった。
お昼は、勿論、魚介料理。
前菜だけで6種類。
冷えたビールで乾杯。一人2000円ほどで、満足。
ここまでは良かったのだが、又々アクシデント。
飲んで調子良くなって、帰りぜんぜん違うバスに乗ってしまった。
40分ほどで駅前に着くはずが着かない。
どんどん山の方へ行ってしまう。
とんでもない所で降ろされてしまった。
又、つたないイタリア語で、バス停を聞く。
何とか3回ほど、乗り換えて、駅前に着いた。
一番親切だったのは、黒人の人とおばあちゃんだった。
若い者は不親切。
ツアーと違って、個人旅行は自己責任。 だから面白い。
確認。確認。又、確認。
分からない時はしつこい位何度も聞く。
さあー明日は何処に行こうかな〜。
ピサ駅から、列車で30分。小さな町ルッカ。何度この町へ来たろうか。
イタリアに来る度に必ず足を延ばす町。
4キロの城壁に囲まれ、プラタナスの木々の木陰を通す風は、旅の疲れを癒してくれる。
2キロほど城壁を散歩して、旧市街地に入る。
ミケーレ教会。
フレディアーノ教会。
ローマ時代の円形闘技場。
迷路のような、旧市街地。
お惣菜で買った、コロッケとじゃがいもとビール片手にベンチに座ってランチ。
「Ciao! 」
「Buon gionrno! 」 時間がゆっくり流れます。
ルッカ。
草の香りがする町。 観光バスも入って来ない静かな町。
又、来れて良かった。
「おい、おい、てててえへんだ!搭が傾いてるべー!倒れてしまうべー」
「なんだよーオメエ知らねえか。
あれは、ピサの斜塔といってなー世界遺産にもなっているんだぞー。なんでも900年位前に着工されたがよ、途中で地盤沈下がおこっちまてよー、傾いたんだってよ」
「へぇ、それで、何時かは倒れてしまわねえか」
「いまも傾き続けているんだってよ。もう北側と南側では70メートルも差があるんだってよ」
「ていへんだー!何時かは倒れるべー」
ピサの斜塔までは駅前から、ゆっくり歩いて1時間位。
アルノ河を渡り、カウ゛ァリェーリ広場周辺を散策しながら行くと、建物の間から、斜塔が見えた。
観光客で、ごった返している。
世界中から観光客が集まっているのですものたね。
帰りは、路地裏のパニーニ屋さんの伯父さんと、拙いイタリア語で喋りながら、缶ビールでパクつく。
途中、露天の市場があった。
トマトと葡萄を買う。
旅は路地裏。
ローマテルミニから地下鉄に乗り、3駅目のチルコ・マッシモで下車。
教科書に出てくるカラカラ浴場に行く。 ここは1700年前の皇帝カラカラが、ローマ市民の為に作った娯楽の場所とか。 広大な施設には高さ30メートルの壁で囲まれ、図書館、礼拝堂、劇場、プールなども備えられていたというから、驚き。
緑が多い、ロマン溢れる風情のあるエリアでした。
直ぐ下にはアッピア 旧街道の石畳。
古代のローマ人ののった馬の足音が聞こえて来るようでした。不思議な感じでした。12時にローマから、ユーロスターにのり、フレンッエへ。
インターネットで予約した、キッチン付きのホテルが、現地に行ってみたら、存在していないのだ。
隣の店の人に聞いたら、以前にも、そんなトラブルがあったという。
どうしよう、今日から10泊も何処にとまるのだー。
親切な日本人の女性店員さんがHISを紹介してくれた。
急きょHISへ。
又、運の悪い事に芸術祭が開催されているということで、フレンッエのホテルは満室。空きがあっても、普段の3倍の値段。
エエイ!フレンッエでなくても、近郊で。あった。ローカル線で一時間も乗った所の町。ピサ。
あのピサの斜塔で有名な何処です。
一部屋8000円ほど。
とっとことっとこローカルに乗って着いた時刻が19時。
まだまだ明るい時間。
駅前のコジャレたホテル。
明日から、この小さい町ピサを中心に動きます。
トラブルはトラブル。インターネットは信用してはいけませんよ。
行く前から嫌な予感がしてました。
でも、禍転じて福となす。返って良かったかも。
始まり、始まり、気まぐれの旅が。
眠いー。もうダメだー。
海外パケット写真添付は高額請求されるおそれがあるので、最小添付とし、帰国後に沢山写真挿入します。
「長い旅だったなー」
「うんだー。長かった」
「家出てから、ローマのホテルに着くまで24時間だべー」 「飛行機の中、12時間、長かったなー」
「ブロイラーだー」 「地球の反対側まで来たんだからすげーなー」
「皆んな、連れてきたかったな」
夕べは雷雨。
朝、ローマ・テルミニ駅からバスで20分の、ウ゛チカンヘ向かう。
イタリアの旅は今回で10回目になるが、まだ、一度もいったことがなかった。 どうしても、システィーナ礼拝堂のミケランジェロ、絵画史上最高傑作といわれる「最後の審判」「創世記」そしてラファエロの間「アテネの学堂」は観たかった。昨年上野の国立西洋美術館にミケランジェロ展が開催され見に行ったが、絶対、本物を観てみたいと思った。
美術館で並ぶ事二時間。
長蛇の列。
やっと入場でき、美術館のハイライトにラファエロとミケランジェロがあった。
やはり、本物。
圧巻。
ミケランジェロの2作品の一つ世界終末の日を描いた「最後の審判」中央に審判を下すキリストがいた。そのダイナミックな構成、緻密な描写。人間の技とは思えない。神の力か。強烈な感動を感じとる事ができた。
来て良かった。
田吾作兄弟二人連れて、イタリア行って来まーす。
何しろ12時間もエコノミーで、ブロイラー状態。
ビジネスクラスで行きたいなぁー。
毎日blog投稿します。見ていてね。