今日でパリ生活も1日となった。それぞれに行きたい所への行動にする。私はもう1度オルセー美術館をじっくりとみて回りたかった。金井美代子さんと野田真理子さんはサン・ジェルマン・で・プレ教会ーサンテテイエンヌデユ・モン教会からリュクサンプール公園と宮殿へ。最後にアパートを里田登志江さんはルーブル美術館へ.みんな4時にアパートのドアー前へ帰ることを約束。(鍵が1つしかない為に最後に出た人が持っている)。今日は日曜日なので、先日来たときよりもチッケト売り場は混んでいて、長蛇の列。でも30分ほどで中に入れた。今日はゆっくり5時間ほど時間の余裕がある。クールベも見たかった。ミレーの「晩鐘」、「落穂拾い」の前にも長い時間立って鑑賞することができた。やはり何度も、ゴッホのコーナーには来てしまう。「星月夜」は1時間位見ていた。お腹が空いたので、新しくできたオルセー美術館のレストランに行ってみた。12時前なのに、沢山の人が並んでいた。窓際の明るい席に案内された。ゆっくりとワインを飲みながら、お料理を頂く。疲れが取れたのでまたまた、くまなく、見落としていた、絵画を見て歩く。写真のコーナーも面白かった。至福の時でした。
いよいよ、パリ生活もあと2日となってしまっつた。今日は、パリ在住、この旅にとってもお世話になりましたフラワーアレンジメント作家の宇佐美明子さんがヴアンヴの蚤の市を案内してくださるという。10時に地下鉄ヴアンヴ駅で待ち合わせをする。ヴアンヴ駅はどこにあるのか、前日、蟻のように小さい地下鉄の地図とにらめっこ。地下鉄、バスが乗れれば、パリの街はどこへでも行けるという。まず、アパート近くのメトロルーブル・リボリィ駅から1番(黄色)La detense行きに乗る。4駅目Chanps Clemenseauで乗り換え。13番メトロ(水色)chatillin Montrouge 行きに乗る。そこから9駅目のRorte de vannes で降りる。10時前に無事到着。10時に宇佐美さんが来てくれた。ほっ!ヴアンヴの蚤の市はあまり大きくなく、2時間もあれば十分にまわれる規模。日本の骨董市と同じ雰囲気だなあと思った。また、雨が降りそうになりたたみかけている業者もいる。近くのレストランでランチをする。宇佐美さんとメトロで別れる。少しさみしい気がした。本当にお世話になりました。宇佐美さんは8月にフランス人と結婚するという。お幸せにね!
今晩は、一晩中、パりのあっちこっちの広場でロック,ジャズ、クラッシクやいろいろな野外コンサートが開かれる。モン・サン・ミッシェルからバス停の帰り道ルーブル美術館前の広場は爆音のロックでみんなフィーバー!アパートに戻り、衣装を着替えて、さあ、行くよ!朝5時か9時過ぎまでバスに揺られて帰ってから、フェスティバルへ行くなんて、元気でしょう。おまけに帰ってきたら、エレベーターが動かず、階段で4階まで、オッチラ上がらなければならない。(帰る最後の日まで、動かなかった)
ガイドさんが帰りは村の中を通りましょうと言って、裏から下のお土産やさんまで下りていく。店の看板ウオッチングをしました。また、雨が降ってくる。ここで有名なクッキィーを6箱もお土産に買う。モン・サン・ミッシェルのニットブランドcaptain corsaireでみちるの6才用のワンピース、Tシャツを買う。楽しいショツピングでした。バスは4時半に出発して、夜9時15分にパリに戻った。夕飯は冷し中華を自炊する。今日は、夏至なので、パリのあっちこっちで音楽祭りがあるという。もちろん行きますよ!
いよいよ、今回の旅のハイライト、モン・サン・ミッシェルへ、往復バスで14時間の日帰りの旅である。朝4時半起き。6時にはアパートを出る。シテイーラマのバス停の事務所は開いていなかったが、もうすでに、バス待ちの人たちでいっぱいであった。7時15分に出発した。パリから、320キロあるモン・サン・ミッシェルは今は、フランスで一番の観光スポットになっている。テレビ、雑誌など、多く取材されている。帰国して、5日前に、BSでも放映されていた。行ったところが出ると、興味が全然違う。懐かしかった。本土から5キロも離れた、海の干潟の砂地にそそり立つ城壁のような修道院は8世紀に、天使の軍団長聖ミッシェルの崇拝から建てられた。巡礼者は、汐の満ち引きで、命を落とすこともあったという。今日の日本語ガイドさんは、日本に5年間慶応大学で教鞭を取っていられた品の良いおじさま。息子さんは、立教大学に留学中とか。中々の日本贔屓の方である。朝、早かったので、バスの中では、ずーと、寝ていた。途中1回30分の休憩がある。バスは5時間ほど走り、放牧地をすすんで、遥か向こうにモン・サン・ミッシェルの修道院が見えて来た!
1900年に建てられた駅の建築空間をそのまま、利用した、セーヌ川に面した美術館です。大規模な改装工事が2年前に終了して、すっかり生まれ変わったとBSで放映されていた。印象派の絵画が多く、展示されている。ゴッホ、マネ、モネ、セザンヌ、ルノアール、ドガ、ミレー、ゴーギャン、もう、見たいものばかり。9時30分にオープンなので9時頃アパートを出た。並んでいる人も少なかった。チケットを買う。9ユーロ。テレビでは、見ていたが、駅舎から美術館になったこの名建築に驚嘆した。3階の後期印象派のブロックに上がる。ゴッホの自殺直前、人生の終焉に書かれた「オーヴェールの聖堂」、大好きな「星月夜」があった。今まで、本でしか見たことのない名画が、独り占めして鑑賞できるのだ。日本では、立ち止まってゆっくりなんて見れないだろうな。ルノアールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏場」も壁の色が藍色になり、一層、この絵画を引き立たせていた。ここまで、来たかいがあった。美術館を出たら、チケット売り場はすごい行列になっていた。もう1度、ゆっくりと鑑賞してみたい。
ヴェルサイユ宮殿に行ったが、4時間コースだったので、中途半端な時間に戻って来てしまった。あとで考えたら、1日コースにして、離宮、庭園を見れば良かったと後悔。お腹が空いたので、サッポロラーメンのお店に入った。パリではお寿司、焼き鳥、ラーメンはほとんどが、中国人の経営とか。ラーメンも日本のサッポロラーメンの味ではなかった。日本から持ってきた、ラーメンのほうが、ラーメンらしかった。アパートに帰り、ひと眠りする。5時ごろからサン・ルイ島までの散歩に出た。ところが10分も歩かないうち、瞬く間に曇って来て、突風と雷雨。傘などさせる状態ではない。アパートに戻る。びっくりした!パリの天気は全く分からない。いつも雨具の用意をして出かけなければ、とんでもないことになる。金沢では弁当持って行くなら傘を持っていけと言われるが、ここパリでもそうだ。アパートに帰ってからも豪雨が続いた。夜、11時頃やっとやんだ。雨が降るとパリの街は暗い。