広い! 建築家が設計したギャラリーで、空間を射し込む光が、美しい。襤褸が美しく映える。どれほど、この虐げられた襤褸達が喜んでいるか。藍が、ボロが光を放っている。遥々福井のこの、ギャラリーまで来た意義があったようだ。私も長い事、襤褸収集をしてきたが、やっと晴れ舞台に展示ができた。飾り付けに5時間程かかったが、なんと楽しい時だった。摘めず、バランスを取り、引き算をしていく。至福の時です。襤褸が喜んでいるのでしょうね。会場が、凄いパワーに満ちています。明日からです。多くの方に見て貰いたいです。
福井羽水
大和やにて
27日まで
杉浦和子古布作品展と襤褸収集展
電話0776.34.2124
朝、8時に家を出る。新横浜から米原。北陸線に乗り換えて福井まで。福井着11時。米原から北陸線に乗るのは初めてである。歴史の重さを感じる黒瓦屋根の立派な家の集落、谷戸、曲がりくねった川、土手に咲く黄色い菜の花。少しだけ芽吹き始めた山々。遠くの山は雪が残っている。日本の素晴らしさを再確認する。日本の原風景。もうすぐ、福井に着きます。今回はどんな出会いがあるかな。とってもわくわくします。パワー全開!
1歳半の孫みちるとよめっこのあゆみです。二人で、歌いながら、踊っています。ワンピースは、襟は、馬の手綱をもってきています。納戸色の藍無地に襟部分だけに縞模様を出す。古布はそれ自体で、パワーのある布です。藍はシンプルであればあるほど、品格を醸し出します。余計な、デザインはしないことです。