オランダロッテルダムのワールド美術館で、SAMURAI 展を開催している、北村勝史氏から、丁重な、冊子とお手紙を頂いた。
北村氏のSAMURAI展の報告を掲載いたします。
杉浦 和子 様
ライフワークの「夢」が叶いました。
数々のご支援有難うございました。
評判も上々、客員も順調と聞いています。
平成24年師走吉日
北村 勝史
目標から夢の実現の道
33歳初めて江戸の幟に出会う。当時、日本の美術での江戸期の幟旗に関する認識は皆無で、ましてや幟の収集家も専門書も存在していなかった。いわば知らざる江戸期の絵画の世界であった。
その時、会社員であったが、自分の中で将来のライフワークが決定した瞬間でもあった。55歳で退職。会社時代に培った計画立案のノウハウを生かし、「江戸期の幟野魅力を世に知らしめる20年計画」を策定した。
計画の目標は、1) 日本初の幟旗の鑑賞解説書の刊行 2) 東京都心の著名な美術館での展覧会の開催の2点に設定した。
物事はいつも良質な人々との出会いから始まる。
大崎ウエストギャラリィー経営の島田幸吉、百合子ご夫妻、日本民芸館の尾久彰三氏、松濤美術館の矢島新氏などの多くの支援者の方々から、計画設定から6年後の 我が国初野「江戸期の絵幟」が刊行され、14年後に日本民芸館、16年後に渋谷区立松濤美術館での「江戸幟旗展」が開催された。いずれも優れた感性に満ちた美術館の展示は多くの方々に大きな感動を与えることができた。
私のライフワークの20年計画は、16年を以て当初の目標を達成された。
今回の発の海外美術館での「江戸期の幟旗」の展示は 人生の「目標」とはなり得ないと思っていたので 「夢」として存在していた。
なんと ここでまた良質の方々との出会いが始った。
そして 今 400年の文化交流のあるオランダで その 「夢」が現実に花開いた。。。。
私の小学5年のころ、「骨董センスがある」と言ってくれた骨董狂野父、20代のころ、収集のあり方を指導してくれた民藝店「備後屋」の俵勇作氏はじめ、20年計画の実現のため また 夢の実現のために御支援頂いた 多くの尊敬擦る皆様に心から感謝。。。。。
2012年一二月吉日 北村 勝史
オランダロテッルダムでのSAMURAI 展は 2013年3月24日まで 開催しています。
2012年12月22日(土)
新潟柏崎からご主人の運転で、わざわざ神奈川県のアトリエ和まで、来てくださいました。奥様は聾唖の方ですが、とっても古布の大好きな方。言葉がすぐに古布を通じて伝わってしまいます。刺し子がお好きのようで、蟻のように細かに刺してあるコートに見入っていました。残念ながらそのコートは私が20年以上も着ている私物。お売りできないのです。ごめんなさい。猫が大好きで家に12匹も飼っているそうです。お好きなのを3点も見つけられ、喜んで帰られました。ずーと車の中で、お休みになられていたご主人様。新潟からの運転でお疲れだったのでしょう。やさしい方ですね。新潟に帰ったら雪でしたとファックスがありました。また来てくださいね。ありがとう。
写真は四国の芝居小屋で見つけた幕です。何々さんへと連盟で贈呈した人の名前が書かれていました。
2012年12月21日(金)
針も持った事の無い、嫁っ子が、1才3ヶ月の娘に、古布で、絵本を作り始めました。 1ページ目は芭蕉布のトラちゃん猫と筒描きボロの魚。 さてさて、これからどんな、絵本が出来るかお楽しみに。
2012年12月17日(月)