2012 9月|杉浦和子の世界、衣・食・住・人の旅

古布の服や酒袋・襤褸、材料やパッチワークの販売

アトリエ和 襤褸 神奈川 横浜市 大和市

プロフィール

私は、古布を全国から足で歩いて収集し、服をデザインし、作品を作っている杉浦和子と申します。北は北海道から南は沖縄まで作品展を開催しております。おかげで全国の美味しい食べもの、市場、人、自然の風景、地方の街など、多くの感動、感激そして人の出会いがあります。その情報を皆様にブログを通じてお知らせしたいと思っています。日本だけでなく世界の情報も。杉浦和子の日本、世界の衣、食、住、人の旅にご期待下さい。楽しい発見がきっと見つかりますよ。

最近の記事 月別アーカイブ

木綿の種が日本に普及した正確なことは分からないが、一度は799年に三河の国の一漁村に漂流されたコンロン人(マレーシア人)によって初めて棉種がもたらされたとされる。しかし、栽培方法も確立できないないうちに、衰えて普及することはなかった。その後900年たった江戸中期に朝鮮・中国から再び伝来する。「めんめんが着たい」という庶民の強烈なる願いによって、綿花の栽培が全国に広がった。このように木綿の歴史は浅く、貴重な布であった。木綿なんかと侮るなかれ。

2012年9月7日(金)
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以前も投稿しましたが、もう一度。

障害者が働く、スワンベーカリー。

兎に角、皆さん明るく働き、感じが良い。
心のきれいな方ばかりでパンを作っているのでしょう。

どれを食べても、美味しく、幸せな気持になります。

いつでも、冷たいお茶をグラスで出してくれます。

良いお店は店内が爽やかな空気が流れています。

JA 伊勢原となり

2012年9月7日(金)

20012年10月12日から10月14日まで、石川県産業会館にて金沢骨董フエアが開催されます。

杉浦 和子 古布作品展 も 10月10日から14日まで 民芸みや(金沢市尾張町1-3-2金沢放送局並び)でおこなわれます。 骨董フエアにお出かけの際は、どうぞ、こちらにもお寄りください。

2012年9月6日(木)

この野良着は、秋田で、収集したもの。野良着は、からだの汗を吸収して、泥などにまみれて、土臭くなっていく。汚れては洗い、破れたところを繕っていくうちに、こうした木綿本来の肌に馴染む風合いが生まれてくる。藍の色もどんどん冴えてきて来る。 私がこのような野良着を素材にした服を作ることは、奇跡ともいえます。

2012年9月6日(木)

山形で収集した、荒い刺し子の野良着からリバーシブルのベストを作りました。裏はは緑の筒描唐草模様の風呂敷を使い、どちらも着れるようになっています。これは野良着でも山着(やまぎ)といって山で作業をする仕事用のためのもの。裂き織りや刺し子をすることによって厚地にしてイバラ、漆、ハゼなどの植物やマムシ蚊、毒虫から身を守っていった。用の美。

2012年9月6日(木)
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古布藍絣花縞柄・古布藍筒描。

2012年9月5日(水)
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古布藍筒描桔梗紋。

2012年9月5日(水)
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古布藍筒描・古布藍無地。

2012年9月5日(水)

この野良着はビロードのようになっていました。故意に作ろうとしても、決して出来ない襤褸の枯骨の美である。先人たちに敬意を払います。裏はイタリアフレンツエのビロードより。

2012年9月5日(水)

この、野良着は秋田で手に入れたもの。そんな遠い昔でなく昭和35年位までは、日本中、このような木綿の野良着であった。日本は、このころから化学製品の勢いに拍車がかかり、木綿の野良着、重い綿の入った布団は嫌われ、廃品回収に出され、捨てられていった。便利さと引き換えに、衣食住すべてが中途半端に欧米化されていった。先人たちの手仕事を卑下し、評価しなくなっていった。襤褸の中に美学や文化などないと思っている人に、私は先人たちの遺品に代わって語りたい。この誇らしい野良着を見てください。野良着とは袈裟衣と荷と人間が一体になった美しさを持っているのです。

2012年9月5日(水)
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